★御前崎の畑

御前崎の冬の畑はほとんど大根と玉ねぎになります。

大根が一番多く作られています。砂地のせいでしょうか。

夏には落花生が多く、にんじんもよく見られます。ハウスもあって、かすみ草とスターチスが作られています。

乾燥した花に向くのでしょう。大根畑が近くにあったので、手伝わせてもらったりしました。


★悪臭に泣き、蝿と戦う 

9月になって、夏のピーナツの収穫がすんだ後に牛糞や鶏糞がトラックで大量に持ち込まれます。

その匂いたるや大変なもので、まだ腐らせていない便そものもの匂い 。

引っ越してはじめて匂いが我が家の中に進入してきた時はびっくり。

家のどこかに付いているのではと、子供たちのお尻や、トイレを点検してまわったものです。

外に出て納得。畑の真ん中にや山積みされているのですから。

被害は匂いだけではありません。

この肥料とともに蝿が異常発生するのです。

ちょっとでも戸を開けていようものなら、20匹ぐらいの蝿が家の中に入り込んできます。

蝿たたきを買ってきて、毎日蝿との戦いでした。

蝿は天井にいる時が一番ボーッとしているみたいで、いすを持ち歩いては蝿退治をしたものです。


★種蒔き、抜き菜

トラックで運ばれてくる肥料は白い旗の立てられている畑におかれ、そのまま4日から1週間放置されます。

その後トラクターが来て次々と耕して行きます。

きれいにできた畝に鎌を使って稲の藁をまっすぐに立てて行きます。

強い西風から苗を守るためです。

種まきは簡単で、子供たちが遊ぶホッピングのようなものの中に種入が付いていて、これでぽんぽんと蒔いて行きます。

大きな双葉が次々に出て、どんどん大きくなり、あっという間に育ちます。

11月頃には抜き菜と言って、5から10センチの白い大根の付いた葉を抜きます。

これは漬物や味噌汁に、安くて嬉しいものです。


★収穫

収穫は2から3月です。

強い西風の吹き荒れる中で、せっせと大根をぬきとります。

男達は漁に出ていることが多いので、この作業は残された年寄りや奥さんの仕事です。

私もやってみましたが、青首大根で、土の上に出ている部分が多いため比較的簡単に抜けます。

抜いた後大根に付いているひげ根をむしり、葉の上の方のいたんだ部分を包丁できりとります。

これを畝のそこここに集めておいて、後で車にはこびます。

一人で5〜6本も持つので大変。

私はここまで手伝わせてもらいました。

この後水洗いして、重さを図って分別し、箱に入れて出荷します。

1本70円から80円で売られる大根ですが、寒い中に大変な作業で作られるのだとびっくりしました。