★歩く方針は(2001/9/10)


漱石の草枕を読んだ。

熊本市は夏目漱石ゆかりの地で、住んでいた場所や歌碑などが残されている。

草枕を書いたという場所もあるそうだ。



訪ねる前に読んでみる事にした。

短い内容だが、難しい言葉が多く

注釈を読み読み、楽しみながら読み進んだ。


なかに気になるところあった。

観海寺へそぞろ歩くくだりである。

こうやって、美しい春の夜に、何等の方針も立てずに、歩いているのは実際高尚だ。

興来たれば興来るを以って方針とする。

興去れば興去るを持って方針とする。

句を得れば、得たところに方針が立つ。

得なければ、得ないところに方針が立つ。

しかも誰の邪魔にもならない。これが真性の方針である。

これって私のウオーキングと同じじゃない!

とおこがましくも思ったのである。

ぶらりとでて、興の向くまま気の向くまま、何も束縛されず邪魔にもならず。

なるほど「高尚な方針」だったんだ!

というわけで、今日も愉快にそぞろ歩いている。

句の方もとひねってみたが、あきらめた。